人生で初めてメンクリに行ったら最下層だった

※去年の2月に書いたものを引っ張り出してきました

 

 

自宅から1時間20分かけて都内のメンクリに行った。

1月頭から私の精神状態は正直極限で、専門家に少しでも話を聞いてもらいたかったし、正直なところ病名が欲しかったのもある
色々調べていたところ雰囲気も良く、女性スタッフだけで運営してるという所があったので同性だけという安心感もあり、そこに電話して1ヶ月先の予約日まで辛抱強く待っていた。


当日。やっとの思いで向かい母と2人で入室すると、診察予定時間から20分過ぎて頬の肉がブルドッグみたいに垂れ下がった無愛想なおばさん精神科医が出てきた。
予想してたのと違う雰囲気の人が出てきてちょっとたじろぐけど、挨拶を済ませて診察開始。
「まず、今日は何のご相談ですか?」
手元の紙にだけ目を落としながらこっちの顔は一切見ずぶっきらぼうに言う。
その手元の紙というのが相談したい事や出生時、赤子の時の動作、いじめの有無などを母が事細かに事前に書いてくれた質問用紙で、その私が相談したい事を一番目にでかでかと書いてあるところを見ながら同じ内容の質問をぶつけてくる。
緊張してたのもあって途切れ途切れにここ最近精神状態が不安定で夜も快眠できず、暗いことばかり考えてしまいます。これからの生き方が分からないです。といった旨を大まかに伝える。
精神科医(以下ババア)、「生き方が分からないwはあ」と鼻で笑うような態度を取りながら手元の紙にメモを取っていく。
この時点の反応では?なんやこいつって思ったけど顔には出さない。
「生き方が分からないって、具体的にどういう事?あなたくらいの年齢じゃ将来が分からないっていう人は沢山いるけど、そういう事?」
ぞんざいに威圧的に具体的に聞いてくるから、元来自分の意見を主張するということが本当に苦手な私は、ババアの威圧的な態度も合わさって言葉に詰まってしまう。
この後なんて言い直したのかは忘れてしまったんですが、私の今感じている事や精神状態をぽつぽつではあるけど話したところ、またメモを取りながらババア「なんか、相談したい事がよく分からないんだけど」
この時点であっこいつ無理だって悟った。確かにちゃんと口頭で明確に伝えられない私もいけないし、分かりやすい症状があるわけでもない。それでも話したい事や今の精神状態はそこの紙に書いてあるのに、それを元に私の事を徐々に紐解いていくんじゃなくて私自身から無理やりに1から引き出そうとするから意味が分からない。理解する気すらないんじゃないか?って感じ

「まあなんというか、今聞いてて分かったのはあなた自分の気持ちを伝えるのが下手なんだよね」
痛いくらい分かってるよ、今更か???あともうちょい言い方ってものがあるでしょ
「若い時点でもう少し練習できてればこうはならなかったのに、そのままだとこれから辛いですよ、昔からこうなんですか?」
話が逸れてるし、何故か責められる。この時点でお母さんもイライラきてたみたいだけど、私の性格や中2をきっかけに不登校になった事、その後高校入学して転校して今また中退を考えてる事、いじめの経験など、私の半生を口がもううまく回らない私に代わって細かく説明してくれる(聞き返しててみじめな生い立ちすぎて泣きそうだった)
ババア、大学の心理学部の相談室を勧めてくる。そこでなら状態も聞いてくれるし、そう言った自分の意見を主張する練習とかもできますよと。
そもそも私は「意見が言えない自分の性格をどうにかしたい」という名目で相談しにきたわけではない。今の精神状態を鑑定してもらってこれからの指南を頂きたかったのに、何故か私の根本の性格の話になっている。もうその紙にすら目ちゃんと通してないんじゃないか

じゃあ日中はどう過ごしてるの?という話になり、週3回バイトに行ってます。と答える。
「え!!バイトしてるの!」
"偉いね!"といった感じのニュアンスではなく、そんな状態で?って感じのニュアンスだった。私の事重く受け止めてんのか軽く受け止めてんのか分かんねえなこいつ
職種を聞かれてラーメン屋で運びや洗い物してます。と言うとメモしながら隠す気もなく笑い始める。
「あなたの性格でよりによってwwww接客業wwwwwwwwハハwww」 重く受け止めるとか軽く受け止めるとかいう事じゃない、ただ単純にこいつ私の事バカにしてるなって思った

「まあ総合すると、精神病とかではないでしょう 不眠ぎみなのは、バイトの緊張が取れてないから」
断言する。精神の病は形に見えないから判断はその分難しいんだろうけど、それでも正直今の私がこれで何もないって判断の方が明らかにおかしいと思う。
今年が始まってすぐ、布団に入ってからいつも考える死の事、それと去年の暮れや今年に入ってから抱えてたものの堰が切れて深夜2時半に大泣きした事があった。起きてきた母にいつかは言おうと思ってた自殺願望を全部ぶちまけてしまった事があった。
ずっと噛み合わなかった母との思いが私がぶちまけた事によって一歩前進して、今の私の状態を受け止めてくれるようになった。
母がその時の事を言うと、ババアちょっと真剣な顔になったかと思ったら飛び出してきたのはこんな言葉だった。
「お母様からすればお子さんが死にたいって言うと重く受け止めるかもしれませんがそれは多分齟齬があって、お子さんからすれば多分死にたい"くらい"バイトとか疲れてるって事なんじゃないんですかね」とへらへら言う。
そもそも私が事前に紙に書いた相談内容は「精神状態が不安定、眠れない、死に関する夢を見る、生きていたくない」という事だった。
その生きていたくないって事が軽くあしらわれたのか何なのか分からないけど、私が今一番考えている事を無視されたことにもう唖然とかショックとか一周通り越して無だった。
泣きそうで鼻の奥が痛くなりながらさすがに私がそれは否定する。
「え、じゃあ何自殺したいって事?」
俯きながら頷くと、ババア「え、バイトしてるのに?」
お前にとってバイトは人生の全てなのか????????????本能で呆れ果てて、私もお母さんも言葉が紡げなかった
好きな地に移住して、余生を少しでも楽しくする為に今お金を貯めて私はなんとか生きてる。
何もできなくなってからが死ーーーーーー!!!!!!!!行くぜうつ病〜〜〜〜〜〜!!!!!!!って感じの思考の持ち主なんですかね うつの形も症状も一つじゃない事くらい今じゃ猿でも分かる


「長くこういった病院に通うならやっぱり地元で見つけた方が良いですよ、気力も使うし」
この言葉だけは確かにごもっともだと思ったけど、その中に「なんでこんな遠いところ来たの?」って気持ちが前面に押し出されてたからごめんなさい。もう来ません。潰れろ
お会計は3000円でした。初診料含めればまあ妥当な値段なのかもしれないけどこれなら3000円出してキャビア一粒食べて終わった方がマシ。潰れろ



2019年現在別の病院に通っていますが、本当にメンクリは慎重に選ばないといけないんだということを身をもって学べました。文京区茗荷谷のめぐみクリニック、はよ潰れろ